神様に「嫌われている」と感じていた、かつての僕の話
「どうして、私の願いだけが届かないんだろう…」
もしあなたが今、そう感じてこのページに辿り着いたのなら、少しだけ昔話をさせてください。何を隠そう、数年前の僕自身が、あなたと全く同じ絶望の淵に立っていたからです。
仕事はうまくいかず、人間関係に疲れ果て、まさに八方塞がり。週末ごとにもう何年も、有名な神社仏閣に足を運び、なけなしのお金で一番高いお賽銭を入れ、誰よりも長く、深く頭を下げていました。「神様、どうか、どうかお願いします」と。しかし、現実は好転するどころか、まるで僕をあざ笑うかのように、静かなままでした。
「神様なんて、やっぱりいないんじゃないか」「いや、いるんだ。きっと僕が、嫌われているんだ」
そんな自己否定のループの末に、僕は一度、祈ることを完全にやめました。ですが、その「諦め」こそが、僕を本当の答えに導く、最初の扉だったのです。
この記事は、小手先の参拝テクニックを解説するものではありません。かつての僕のように、真剣に祈り、そして深く絶望したあなたにだからこそ届けたい、神様との関係性を根底から見直すための、僕なりの「答え」です。
第1章:なぜ「必死なお願い」ほど、届かないのか?その心理的ワナ
◇ あなたの願いは「欠乏」から始まっていませんか?
今振り返ってわかる、当時の僕の過ち。それは、祈りのスタート地点が、常に「足りない」という“欠乏感”にあったことです。
「お金が足りないから、お願いします」
「愛が足りないから、お願いします」
「自信が足りないから、お願いします」
これは、スピリチュアルな話だけではありません。心理学の世界に「自己成就予言」という言葉があります。これは、「人は、自分が信じている通りの結果を、無意識のうちに実現してしまう」というもの。
つまり、「私には〇〇が足りない」と強く思いながら祈る行為は、皮肉にも「〇〇が足りない自分」という自己認識を、潜在意識に深く刻み込む作業になっていたのです。神様に願いを届けようとすればするほど、自分自身に「欠乏の呪い」をかけていた、と言ってもいいかもしれません。
◇ 神様を「自分より上位の存在」だと固定化する危うさ
もう一つのワナは、神様を「絶対的な力を持つ、自分より遥か上位の存在」だと、無意識に決めつけていたことです。
もちろん、神様は尊い存在です。しかし、そこに「私は無力で、あなたは全能。だから、どうかお恵みを…」という過剰なへりくだりが入ると、関係性が「支配と依存」に近くなってしまいます。
考えてみてください。あなたがもし、誰かから「あなた様がいないと、私は何もできません」と全面的に依存されたら、少し重たく感じませんか? むしろ「私はこうなりたい。だから、あなたの力を貸してほしい」と、対等なパートナーとして頼られた方が、気持ちよく力を貸せるのではないでしょうか。
僕たちは、神様に「お伺いを立てる」のではなく、人生という船の船長として、神様という偉大な航海士に「進路の相談をする」ような、パートナーシップを築くべきだったのです。
第2章:「お願い」を手放す。神様を最高の味方にする、たった1つの解決策
絶望の末に祈ることをやめた僕が、ある一冊の本との出会いをきっかけにたどり着いた、たった一つのシンプルな答え。それは、祈りのベクトルを180度変えることでした。
◇ 解決策:未来への「宣言」と、今あるものへの「感謝」に切り替える
具体的に僕が始めたのは、以下の2つだけです。
▼神様との新しい対話法
- 未来への「宣言」: 「~になりますように」ではなく、「私は~になります」と、自分の意志として決定し、神様に宣言する。
- 今あるものへの「感謝」: 「~をください」ではなく、「今、ここにある恵み(健康、仕事、人間関係など)に感謝します」と、今ある豊かさに意識を向ける。
例えば、以前の僕なら「どうか仕事がうまくいきますように」と祈っていました。それを、「神様、いつも見守ってくださり、ありがとうございます。私は、自分の持てる力を最大限に発揮し、周囲の人を幸せにする素晴らしい仕事をします。そのために必要な知恵と勇気をお貸しください」という形に変えたのです。
これは、無力な自分が救済を求める「お願い」ではありません。自分の人生に責任を持つと決めた人間が、神様というパートナーに、覚悟と信頼を伝える「決意表明」です。この転換が、僕の人生を劇的に動かし始めました。
第3章:なぜ「宣言と感謝」で、現実が動き出すのか?
◇ 脳が「証拠探し」を始める
「私は〇〇になる」と宣言すると、私たちの脳は、その宣言が真実であるという「証拠」を、日常の中から無意識に探し始めます。これは脳の「カラーバス効果(自分が意識したものが、やたらと目につく現象)」に近い働きです。
「素晴らしい仕事をする」と決めると、これまで見過ごしていたビジネスチャンスの情報や、キーパーソンとの出会いに、脳が敏感に気づくようになるのです。神様からのサインやインスピレーションを、きちんとキャッチできるアンテナが立つ、と言ってもいいでしょう。
◇ 「執着」を手放し、流れに身を任せられる
「~でなければならない」という必死な「お願い」は、強い執着を生みます。この執着こそが、心の視野を狭め、私たちを苦しめる元凶です。
しかし、「私は最善の未来に進みます。いつもありがとうございます」と先に感謝してしまうと、不思議なことに、特定の結果に対する執着が薄れていきます。「Aというルートでなくても、神様が用意してくれたBという、もっと良いルートがあるかもしれない」と、宇宙の流れを信頼できるようになるのです。この「執着を手放す」感覚こそが、いわゆる「引き寄せ」が起こるための、重要な鍵だと僕は考えています。
第4章:あなたの内に眠る、本当の力を目覚めさせるために
ここまで読んでくださったあなたは、もう「神様に嫌われている」なんて、微塵も思う必要がないことに気づき始めているはずです。
むしろ逆で、あなたは、自分の人生を自分の意志で創造する、神聖な力を内に秘めた存在です。神様は、あなたがその力に目覚め、対等なパートナーとして共に人生を創造していくことを、ずっと待ち望んでいたのかもしれません。
この「宣言と感謝」をベースにした神様との対話は、あなたが本来持っている、封印された力を呼び覚ますための、いわば「覚醒の儀式」です。
もし、あなたがこの考え方にもっと深く触れ、自分自身の変革を本気で望むのなら、僕が試行錯誤の末にたどり着いた、さらに具体的なステップをまとめた記事も、きっとあなたの助けになるはずです。
→ 「もう変われない」と諦めたあなたへ。封印されし力を呼び覚ます「希望の祈り人 覚醒プロジェクト」が人生最後の切り札だった
この記事だけでも、あなたの現実は必ず変わります。しかし、もしあなたが、その変化をさらに加速させたいと願うなら、僕の全てを注ぎ込んだこのプロジェクトが、あなたの人生にとって、最高の羅針盤となることをお約束します。
この記事を書いた人
katakamuna
長年にわたり、様々な神社仏閣を巡りながらも、全く願いが届かないという「祈りの暗黒時代」を経験。心理学や脳科学、東洋哲学を学ぶ中で、問題は神様側にあるのではなく、自分自身の「祈りの作法」が根本的に間違っていたことに気づく。「お願い」から「宣言と感謝」へ切り替えたことで、人生が劇的に好転した実体験を持つ。その経験から得た、スピリチュアルと現実を繋ぐ、実用的な知恵を発信している。
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