高天原のわかりやすい神様一覧!【初心者向け】主要メンバーを家族関係で分かりやすく解説

日本神話の主要な神々が、親しみやすいアニメキャラクター風のイラストで集合している。中央には太陽を背にした慈悲深い表情のアマテラス。その隣にはクールな表情のツクヨミと、少しやんちゃな顔をしたスサノオ。周りには、知的な雰囲気のオモイカネや、楽しそうに踊るアメノウズメなどが描かれ、それぞれのキャラクターが一目でわかる。「高天原の神様たち」というテーマが楽しく伝わる、明るくカラフルな雰囲気。 高天原

「高天原にはどんな神様がいるの?」「たくさん名前が出てきて、誰が誰だか分からない…」

日本の神話に興味を持ち始めると、必ずぶつかるのがこの「神様の名前、多すぎ問題」ですよね!

でも、大丈夫。実は、高天原の物語の中心にいる主要な神様は、そこまで多くありません。人間関係ならぬ「神様関係」さえ分かれば、一気に理解が深まりますよ。

今日は、まるで海外ドラマの相関図を作るみたいに、高天原の主要な神様たちを、家族関係を中心に分かりやすく一覧でご紹介します!

カタカムナ
カタカムナ

まずはこの一家から!高天原の最高神ファミリー「三貴神」

高天原の物語を理解する上で、絶対に欠かせないのがこの3人のきょうだいです。父であるイザナギノミコトから生まれた、超エリートで最高位の神様たち。まとめて「三貴神(さんきしん/みはしらのうずのみこ)」と呼ばれます。

日本神話の神々の関係図。中心に太陽のマークと共にアマテラス、その横に月のマークとツクヨミ、少し離れて嵐のマークとスサノオを描き、彼らが「三貴神」であることを示す。シンプルでおしゃれなイラスト風。

【太陽の女神】アマテラスオオミカミ(天照大御神)

高天原の絶対的な支配者であり、太陽を司る女神様です。皇室の祖先とも言われており、まさに神様界のトップ・オブ・トップ!

とても慈悲深く、真面目な性格ですが、弟スサノオの乱暴な振る舞いにブチ切れて「天岩戸(あまのいわと)」に隠れてしまうなど、人間味あふれる一面も。高天原の物語は、ほとんどが彼女を中心に動いていきます。

【月の神】ツクヨミノミコト(月読命)

アマテラスの弟で、夜を治める月の神様。三貴神の一人でありながら、実は古事記や日本書紀ではあまり活躍シーンが描かれておらず、謎の多いミステリアスな存在です。

クールで物静かなイケメンを想像しちゃいますね!アマテラスが太陽、スサノオが嵐と、キャラが濃いきょうだいに挟まれて、ちょっと影が薄くなってしまったのかもしれません。

【海と嵐の神】スサノオノミコト(須佐之男命)

アマテラスのもう一人の弟。海原を治めるよう父に命じられましたが、「お母さんに会いたい!」と泣きわめいて高天原で大暴れする、きょうだい一のやんちゃ坊主です。

この時の乱暴狼藉が原因で高天原を追放されてしまいますが、地上に降りてからはヤマタノオロチを退治して英雄になるなど、成長を見せる憎めないキャラクター。彼の存在が、物語を大きく動かします。

神々の大事件を解決!高天原のスーパーサブ神様たち

アマテラスが天岩戸に隠れてしまい、世界が真っ暗闇になってしまった一大事。この大ピンチを救ったのが、個性豊かな能力を持つサポート役の神様たちです。

【知恵の神様】オモイカネノカミ(思金神)

神様たちが困った時に頼りにする、高天原随一のブレーン。たくさんの神々の知恵を一つにまとめるほどの、優れた知恵を持つ神様です。

天岩戸事件の際には、アマテラスを外に誘い出すための壮大な計画を立案・プロデュースしました。会議に一人いると、めちゃくちゃ頼りになるタイプですね!

【力の神様】アメノタヂカラオ(天手力男神)

その名の通り、とてつもない怪力を持つ力の神様。天岩戸から少しだけ顔を出したアマテラスを、その力でぐいっと引きずり出し、世界の光を取り戻すという大役を果たしました。

普段はあまり目立ちませんが、ここぞという時に結果を出す、まさに縁の下の力持ちです。

【芸能の女神】アメノウズメノミコト(天宇受売命)

天岩戸の前で、ユニークでちょっとセクシーなダンスを披露し、神々の笑いを誘った芸能の女神様。この笑い声が気になって、アマテラスは岩戸を少し開けてしまいました。

彼女のパフォーマンスがなければ、オモイカネの作戦は成功しなかったかもしれません。場の空気を明るくするムードメーカー的な存在です。

高天原の物語は、アマテラスを中心とした神々の家族ドラマ!そして、その危機を救うのは、それぞれの得意分野を持つ個性的な神々のチームプレーなんです。

天と地をつなぐ!日本の国造りに関わった重要神様

高天原は天上の世界ですが、地上の世界である日本(葦原中国)の誕生にも深く関わっています。

【初代夫婦神】イザナギとイザナミ

日本の国土や多くの神々を産んだ、初代の夫婦神。三貴神の両親でもあります。高天原が本格的に稼働する前の、創世記の神様ですね。

二人の物語は少し悲しい結末を迎えますが、彼らがいなければ日本の神話は始まりませんでした。全ての神々のルーツとなる、超重要な存在です。

【天孫降臨の主役】ニニギノミコト(瓊瓊杵尊)

アマテラスの孫にあたる神様。「地上の世界は、私の子孫が治めるべき」と考えたアマテラスの命令を受けて、高天原から地上へと降り立ちます。これを「天孫降臨(てんそんこうりん)」と言います。

彼が地上に降りたことで、神々の時代から人間の時代(天皇の治世)へと、物語が移り変わっていくことになります。

天孫降臨のシーン。雲の上から光の道を降りてくるニニギノミコトの神々しい姿。日本の美しい山々や自然が眼下に広がっている。壮大で神秘的な雰囲気のイラスト。

まとめ:まずはこの一覧から!高天原の神様はキャラで覚えよう

さて、高天原の神様一覧、いかがでしたか?

最後に、今日のポイントをもう一度おさらいしておきましょう。

  • 中心人物:アマテラス(太陽・女神)とその兄弟、ツクヨミ(月・男神)、スサノオ(海・男神)の「三貴神」がメインキャスト。
  • 名脇役たち:オモイカネ(知恵)、タヂカラオ(力)、ウズメ(芸能)など、危機を救うスペシャリストがいる。
  • 全ての始まり:三貴神の親であるイザナギとイザナミを忘れてはいけない。
  • 未来へ繋ぐ:アマテラスの孫、ニニギが地上に降りて日本の礎を築いた。

たくさんの神様を一度に覚えようとせず、まずはこの記事で紹介した主要メンバーのキャラクターと関係性を押さえてみてください。

そうすれば、古事記の物語を読んだり、神社の御由緒を見たりしたときに、「あ、あの時の神様だ!」と、点と点が線で繋がるように面白くなっていきますよ!

高天原ってどんなところ?神々が暮らす天空の世界を初心者にも分かりやすく解説!

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