高天原のエリート神・ニニギノミコトも苦労した?「天孫降臨」に学ぶ、新天地での馴染み方

イラスト風またはリアルな写真。古代の神話の衣装を着た若い日本人男性(ニニギノミコト)が、黄金色の稲穂を持って田んぼに立ち、希望と不安が入り混じった表情で広大で荒々しい風景を見ている。雲間から差し込む暖かい日差し。 私たちの悩み

春は、進学や就職、転勤などで環境が大きく変わる季節です。

「新しい職場でうまくやっていけるだろうか」
「知らない土地での暮らしに馴染めるかな」

そんな不安を感じて、つい胃がキリキリしてしまうこと、ありますよね。

でも、安心してください。日本神話に登場する「ニニギノミコト(瓊瓊杵尊)」という神様も、実は私たちと同じように、突然の「辞令」を受けて知らない土地へ行き、数々の失敗や苦労を重ねながら居場所を作った方なのです。

この記事では、高天原(たかまがはら)から地上へ降り立った「天孫降臨」の物語を紐解きながら、現代の私たちが新しい環境で生き抜くためのヒントを探ります。

天孫降臨のニニギノミコトのイメージ

祖母・天照大神からの突然の辞令「地上へ行け」

ニニギノミコトは、日本の最高神である天照大神(アマテラスオオミカミ)の孫にあたる、いわば超エリート神様です。

彼が住んでいた「高天原」は、神々が暮らす平和で美しい天上界。しかしある日、祖母のアマテラスからこんな命令が下ります。

「豊葦原水穂国(とよあしはらのみずほのくに/現在の日本)は、我が子孫が治めるべき土地です。あなたが降りて統治してきなさい」

現代風に言えば、快適な本社の実家暮らしから、まだ治安も安定していない地方の支社へ「社長の孫として赴任してこい」と言われたようなものでしょうか。相当なプレッシャーと不安があったはずです。

それでも彼は、王権の象徴である「三種の神器」と、地上を豊かにするための「稲穂」を授かり、覚悟を決めて高天原を後にしました。

ニニギノミコトが直面した「現実」と失敗

地上に降り立ったニニギノミコトを待っていたのは、順風満帆なキラキラした生活ではありませんでした。彼の物語には、とても人間臭い「苦労」と「失敗」のエピソードがあります。

プライドを捨てて「現地の人」に頼る

天上から降りてくる途中、天狗のように鼻が長く、目がギラギラした怪しい神様に出会います。「サルタヒコ」という神様です。

普通なら怖がって追い払うところですが、ニニギノミコト一行は彼に話しかけ、道案内を頼みました。そのおかげで無事に目的地へたどり着くことができたのです。

「自分はエリートだ」というプライドだけで突っ走らず、現地の事情通を頼る。これは、新しい環境に馴染むための鉄則と言えるかもしれません。

結婚の失敗と「寿命」の発生

ニニギノミコトは、美しい「コノハナサクヤヒメ」に一目惚れして結婚を申し込みます。すると父親の神様は喜び、姉の「イワナガヒメ」も一緒に嫁がせようとしました。

しかし、イワナガヒメは岩のようにゴツゴツとした容姿だったため、ニニギは彼女だけを送り返してしまったのです。

実はこれには深い意味がありました。
コノハナサクヤヒメは「花のような繁栄」を、イワナガヒメは「岩のような永遠の命」を象徴していたのです。岩を拒絶したことで、ニニギノミコト(と人間たち)には、神様のような永遠の命がなくなり、「寿命」ができてしまったと言われています。

神様ですら、選択を間違え、取り返しのつかない失敗をする。でも、だからこそ命が尊くなり、世代を繋いでいく今の私たちの営みが始まったとも言えます。

現代の私たちが真似できる「サバイバル術」

ニニギノミコトの物語は、ただの昔話ではありません。新天地で頑張る私たちへのアドバイスが詰まっています。

「稲穂」=自分のスキルで貢献する

ニニギノミコトは地上に降りる際、アマテラスから「稲穂」を持たされました。そして地上で稲作を広め、国を豊かにしました。

新しい環境に行く時、「仲良くしてください」とお願いするだけでは不十分です。「私はこんなことができます」「これで皆さんの役に立てます」という、自分なりの「稲穂(スキルや強み)」を持っていくこと。それが、周囲に認められ、居場所を作る一番の方法です。

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失敗も含めて「ここに根付く」覚悟

寿命ができてしまうという大きな失敗をしたニニギノミコトですが、彼は高天原に逃げ帰ることはありませんでした。地上で子供を育て、その命を次世代へ繋ぎ、骨を埋めました。

「思っていたのと違う」「失敗したかも」と思っても、そこで腐らずに、今の場所で咲こうとする姿勢。その強さが、彼を本当の「地上の王」にしたのかもしれません。

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ニニギノミコトに会える場所

新しいスタートを切る時、勇気をもらいたいならニニギノミコトを祀る神社へ参拝してみてはいかがでしょうか。

  • 霧島神宮(鹿児島県)
    天孫降臨の地とされる霧島にある、壮麗な神社です。新しいことを始める人を応援してくれるパワースポットとして知られています。
  • 新田神社(鹿児島県)
    ニニギノミコトの御陵(お墓)とされる「可愛山陵(えのやまのみささぎ)」がある神社です。

まとめ:変化を恐れず、あなたらしく咲けばいい

高天原という安全地帯を抜け出し、地上で泥臭く生きたニニギノミコト。

私たちも、新しい環境に飛び込むときは不安でいっぱいです。でも、失敗したっていい。周りに助けを求めてもいい。大切なのは、自分の持っている「稲穂」を信じて、その場所で一日一日を積み重ねていくことです。

そうすれば、いつかきっと、あなただけの美しい花が咲くはずです。

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