こんにちは、リョウです。
この場所で、またあなたとお会いできたこと、本当に嬉しく思います。
前回は、私たちが感じる社会への「違和感」は、実は「未来を変える最初のサイン」だというお話をさせていただきました。そして、「その第一歩は、まず自分自身を好きになることから始まる」ともお伝えしました。
でも、きっとあなたは、こう思われたのではないでしょうか?
「それが、一番難しいんじゃない…」と。
その通りです。痛いほど、よく分かります。
鏡に映る自分を見てはため息をつき、新しい服を試着しても「似合わない」と諦めてしまう。同窓会のお知らせが届いても、胸を張って参加する自信がない…。
この記事では、「私なんて…」が口癖で、自己肯定感が完全にどん底だった私が、どうやってその呪縛から抜け出し、ありのままの自分に「OK」を出せるようになったのか。その具体的な道のりについて、包み隠さずお話ししたいと思います。
これは、難しいテクニックの話ではありません。あなたの心を、優しく、優しく、ほどいていくようなお話です。
“どうせ私なんて” ― 自己否定のスパイラルにハマっていた日々
以前の私は、いつも心の中で、自分を誰かと比べては落ち込んでいました。それは、無意識の癖のようになっていました。
- SNSで見る、旅行や趣味を楽しむ友人。それに比べて、私はなんて地味な毎日なんだろう…。
- テレビで活躍する、同世代の女優さん。それに比べて、私のこのシワやたるみは…。
- 近所の、いつも身綺麗にしている奥様。それに比べて、私はいつも所帯じみている…。
比べる相手は、友人、有名人、ご近所さん…とキリがありません。そして、比べるたびに、自分の「ない」部分ばかりが目につき、どんどん自信を失っていく。まさに、自分で自分を傷つける「自己否定のスパイラル」でした。
「もう50歳なんだから、今さら何かが変わるわけない」
「特別な才能も、輝かしいキャリアもない私に、価値なんてない」
本気で、そう思い込んでいました。新しいことを始める前から「どうせ失敗する」と諦め、人の輪に入っていくのも億劫になる。自分の存在そのものが、なんだか申し訳ないような、そんな感覚さえありました。
なぜ、「ポジティブになろう!」では変われなかったのか?
もちろん、私も「このままじゃいけない」と思って、色々なことを試しました。自己啓発の本を読んだり、アファメーション(肯定的な自己暗示)を唱えてみたり…。
でも、全く効果はありませんでした。むしろ、逆効果だったかもしれません。
🙅♀️ かつての私の間違い
- 鏡を見て「私は美しい!」と無理に言い聞かせる。
- 自信がないのに「できる!」と根拠なく思い込もうとする。
- ネガティブな感情を「ダメなもの」として蓋をする。
🙆♀️ 本当に必要だったこと
- 「美しいと思えないんだね」と、まず自分の気持ちを受け入れる。
- 「自信がないんだね。怖いよね」と、自分に寄り添う。
- 「そうか、今、悲しいんだね」と、感情をただ感じてあげる。
心が「私なんてダメだ」と泣いているのに、その上から「あなたは素晴らしい!」と無理やりペンキを塗るようなもの。心の声と、言っていることがチグハグで、余計に苦しくなってしまうのです。「ポジティブに考えられない私は、やっぱりダメなんだ」と、さらに自己肯定感を下げてしまう始末でした。
本当の自信は、無理やり作るものではなかったのです。
自分を嫌いなのは、あなたのせいじゃない。それは心の「思い込み」
では、なぜ私たちは、こんなにも自分のことを好きになれないのでしょうか?
その答えに気づいたとき、私は、長年背負ってきた重たい荷物を、ようやく下ろすことができました。
自分を好きになれないのは、決して、あなたが悪いからでも、劣っているからでもありません。
それは、あなたがこれまでの人生で、知らず知らずのうちに心に受けてきた、たくさんの「かすり傷」や「間違った思い込み」が原因なのです。
- 子どもの頃、親から「もっと〇〇しなさい」と、ありのままを認めてもらえなかった経験。
- 学校で、誰かと比べられて、悔しい思いをした記憶。
- 社会に出て、「女だから」「母親だから」という役割に、自分を押し込めてきた我慢。
- 世の中が作り出した、「若くて美しいことが素晴らしい」という価値観の刷り込み。
これらの経験が、「私は、このままでは価値がない」「何かを達成しないと、愛されない」という、間違った思い込みのプログラムを、私たちの心に深く、深く、刻み込んでしまったのです。
それは、あなたのせいではありません。ただ、そう思い込まされてきただけなのです。
自分を好きになる最初の一歩は「許す」ことだった
この「間違った思い込み」の正体に気づかせてくれたのが、私が人生の師と仰ぐ、天音先生の『希望の祈り人 覚醒プロジェクト』でした。
先生は教えてくれました。
「自分を好きになれないのは、あなたの魂が本来の輝きを忘れて、思い込みの鎖に繋がれてしまっているだけなのです」と。
その鎖を断ち切るために、まず私が始めたこと。それは、「自分を好きになろう!」と努力することではありませんでした。
それは、「今まで、自分を責め続けてきてごめんね」と、自分自身を「許す」ことだったのです。
「今まで、一人でよく頑張ってきたね」
「比べられて、辛かったね」
「本当は、もっと自由になりたかったんだよね」
自分の心に、そう優しく語りかける。すると、強張っていた心が、少しずつ、ほろほろと解けていくのを感じました。涙が自然と溢れてきました。
それは、自分自身との「和解」の瞬間でした。
▼自分を好きになるための、たった一つの真実
- 無理に好きにならなくていい。まずは、「好きになれない自分」がいることを、ただ認めてあげましょう。
- あなたのせいじゃない。自己肯定感の低さは、これまでの人生で植え付けられた「間違った思い込み」のせいです。
- 自分を許してあげよう。「今まで、辛かったね」と、一番の味方であるあなたが、あなた自身に寄り添ってあげましょう。
この「自分を許す」というステップを踏んで初めて、私たちは、なぜ願いが叶わなかったのか、なぜいつも同じことで悩んでいたのか、その根本原因にたどり着くことができるのです。
実は、私たちの心には、自分でも気づかない「封印」がされているとしたら…?
次の記事では、その「心の封印」の正体と、それを解き放つ方法について、もう少し詳しくお話ししたいと思います。
→ あなたの願いが届かない本当の理由。もしかして「心の封印」が原因かも?
最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。
あなたの心が、あなた自身の優しさで満たされることを、心から願っています。
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